気が付いたら困る事-木 大きくなりすぎ問題1
庭から撤去してほしいと過去にご依頼のあった植物(ガーデンアート調べ)
ゴールドクレスト
ユーカリ
ミモザ
モクビャッコウ
ラベンダー
ローズマリー
ミント
ワイヤプランツ
初雪カズラ
アイビー
これから、お庭に植物を植えようとなさってる方、
覚えておいてください。
地植えにすると
ヤバい植物たちです↑
植物に罪はないのですが、お庭の管理はキレイごとでは済みませんし
噂に聞いた話ではありません。
お客様ご自身でたった数百円、数千円で購入したはずが、植えて数年後、
〇万円以上の費用を頂いて、撤去を余儀なくされた植物達です。
実体験です。
中でもゴールドクレストは過去において最も撤去回数が多い樹木です
買った頃は可憐であっても、
樹形を保ちながら剪定するのが難しい木なので、何もせず、ただ植えていたら巨大化し
根が弱いので強風で倒れ、撤去依頼というパターンが多いです。
ゴールドクレストが流行したのが15年程前。
そこから、成長し、倒れ、撤去され、ゴールドクレストの呪いから日本のお庭も解放されてきた様に思います。
ただ、黄色味を帯びた葉色で、香りもよく、クリスマスのディスプレイになる木でもあります。お好きな方も多いと思いますので、
どうしても我が家に!という方は植木鉢で楽しまれる事を強くお勧め致します。
また、上記撤去リストを見るとある一定の傾向があります。
モクビャッコウ
ラベンダー
ローズマリー
などはシルバーリーフ系と呼ばれ、
銀色がかった薄くて淡い葉色で、好まれる方がとても多いのです。
確かに、このシルバーリーフ系の植物が入ると、ナチュラル感、シャビーシック感、オシャレ感が増し、洗練された意識高い系の植栽群になります。
私も若いころは、シルバーリーフを必ず庭に入れていたのですが、数年前から
お客様からリクエストを頂く
寄せ植えで一時的に楽しむ
以外の用途では一切使わない事に決めました。
何故なら、
短期間で常軌を逸した大きさになるからです。
なのに、そんな木に限ってお庭に植えてみたいとのリクエストを多くいただきます。
そういえば、3月8日はイタリアではミモザの日と呼ばれ、男性が女性にミモザの花をプレゼントする日なのだそうですが・・・
名前といい、お花の姿といい、一気にオシャレ感が盛り上がるミモザは日本でも大人気ですが、このミモザなどは、常軌を逸した成長を遂げるシルバーリーフの代表格です。
こんなにオシャレなのに・・・
なれの果て・・・↑(推定6m以上)
こんな感じでインテリアに大活躍のユーカリも
なれの果て・・・(推定4m以上)
木のサイズだけでなく、苗木の頃はあんなに丸くて小さかった葉っぱも巨大化しています。
どうしても楽しみたい方は、こちらも植木鉢で楽しむ事をおすすめします。
一方、高木にならない植物でも
紫色の花がかわいらしいラベンダーは
大きくなると手に負えません(高さ推定1m以上、株の太さ不明)
横方向と樹姿が乱れるという点がネックです。
こちらも植木鉢で楽しむか、
花壇に植えて、大きくなってきたり、可憐さが失われてきたら一度抜いて、新しい苗木と植え替えるくらいの潔さが必要です。
さっきから、犯罪者の様に植物を紹介していますが、
いずれも魅力があり、人気がある植物です。
しかし、ひたすら意識高い系のお庭目指して、シルバーリーフなどを勢いで植えてしまうと、一般的な日本の敷地事情に合わない成長を遂げるという点において困るという事が実際に多く見受けられます。
しかも、大きくなりすぎた植物の撤去にはそれなりのお金がかかります。
- これらの植物を植える時は、なるべく鉢植えで!
- ちょっとでもアレ!?と思ったら自力でなんとかできる時に抜く覚悟で
- 姿が乱れてきたら、一度抜いて新しいモノを買って植え直す
植物を健やかに大きく育てるのも庭を持つ醍醐味ですが、
植物の大きさを調整して美しくキープしり事もとても大切な事です。
気合と熱意と根性だけで庭を美しく保つのはたやすいことではありません。
つづく
ただひたすら困る事-雑草問題2
前回からの続きになります。
雑草 雑草と言い続けましたが、
雑草とは人間がその価値観で呼ぶ言い方であって、実はキレイな花が咲いたりする
野の花 なんです。
植物に罪はないのです。
と言う考え方や感じ方が一時期言われた事もあります。
主張にも一理ありますが、
↑や
↑を
どんな修行したら野の花と呼び愛でる事ができるのか・・・
そんな風流な心を持ち合わせてない私は、
容赦なく雑草をはびこらせない様にするか考えてみたいと思います。
世のインターネット上のサイトを探せば、雑草対策について記述がしてある記事はいくつもあります。
私も参考までにチラっと見ましたが、
対策1:抜く
とか書いてあって、
ハイ?
抜くのが面倒だからみんな困ってるのに、なんだその雑草対策「抜く」ってのは
クリックしてしまった自分を悔いる様な記事でしたが・・・
ということで、これから書くのは、それなりにお金もかかるけど、私たち造園業者にお願いして頂いて、お客様にご満足いただける効果があった方法です。
雑草対策には大まかに分けて2種類方法があります。
〇生えてからする対策
〇そもそも生えなくする対策
生えてからする対策としては除草剤はかなりの効果を得られます。
が、安全性に疑問をお持ちの方もいらっしゃいますし、枯れた草の処分等結構手間もかかります。気を付けなければ、枯らしたくない植物にかけてしまってることも・・・
そこで、そもそも生えなくする対策を練りたいと思います。
雑草が生えるのは土の上、つまり、土の部分を隠すのが良いのです。
土を隠せば隠すほど雑草は生えなくなります。
しかし、土間コンクリート?レンガ?石貼?そんな構造物で土を覆えばとんでもない施工費になる・・・
そこで、少しでも安く金額を抑えたい方にお勧めしている方法
防草シート+砂利の組み合わせです。
防草シートとは、すごく簡単に説明すると
少々の事では、破れない非常に丈夫な不織布の事だと思って下さい。
※ただし、水は地面に通しますので水が溜まって海になる事はありません
参照画像↓
表面の土を取り
(草ボーボーになってしまってる場合は、一度除草剤を散布する事があります)
土の表面を鋤取り
防草シートをはり
砂利を敷いて
完成
※ちなみにビフォーはこんな状態でした
この施工の良い点は、
- 本当に草が生えてこない
- 別の用途に使いたい時は砂利とシートを剥がせばOK
- シートはカッターで容易に切れるので、切り取れば植栽もOK↓
- 施工期間が早い
- 車が乗っても大丈夫
- 比較的安価
評判がよくない点は
- 砂利なので庭木の落ち葉の掃除がしにくい
- 歩きにくい
- 小さいお子様が砂利を拾って投げたりする事がある
- 使用する砂利の種類によってはお庭がカッコよくみえない
ということで、草木を植えてなく、人もあまり通らず、人目につかない場所に施工するにはとても適した工法です。
また、剥がせばもとに戻るので、使用用途が決まってないスペースに一時的に草を生えさせなくする方法としてもお使いいただけます。
防草シート+砂利とのことだが、
- 防草シートだけじゃダメなんか?
- 砂利だけじゃダメなんか?
というご質問も頂くことがあります。
どちらか一方だけでも一定の効果は見受けられますが、
そうすると、その効果が長持ちしません。
以下、ヘタな絵で失礼します。
1:防草シートのみ施工の場合の困った事
困った事以前に、シートを敷いただけでは美観的にあまり綺麗ではありません
- むき出しのシートの上は、風や歩く事などによってどんどん土が溜まり、その土からまた雑草が生えてきます。
- シートはピンで留めて剥がれない様にしますが、雑草は刺したピンとシートの数ミリの隙間からまた生えてきます。
防草シートを留めているピンは意外と強くありません。しばらくは頑丈に刺さっていますが、時間の経過と共に風に吹かれるうちにピンが外れて、シートがはがれてしまいます。
2:砂利のみ施工時の困った事
砂利にはぎっしり敷いた様でも必ず小石と小石の間に隙間が存在します。
雑草はその隙間を縫っていとも簡単に地上部に顔をだします。
この時厄介なのは、防草シートと違って、地上部にはしっかり根を下して雑草が生えてきますので、抜くのも一苦労です。
という風にどちらかにするとなんとも効果が中途半端です。
シートの上の土や風雨によるシートの飛散、また紫外線からシートを保護する役割も果たします。(持ちが全然違います)
↑安価で持ちがよいのは、上記施工例にもあった様にこういうタイプの砕石です。
もう少し見た目重視の方法はありませんか?とのご意見もありますが、
見た目を重視すると、
- 金額が高い工法
- 固まる真砂土風の仕上げ
- 人工芝
- 効果が防草シート+砂利より弱い工法
- 木製チップ敷
などを採用する事が多いのですが、
またいずれご紹介する機会があればと思っております。
雑草でお困りのお客様は、特に広大の敷地の方が多く、今回はコストパフォーマンスの高い方法をご案内いたしました。
ただひたすら困る事-雑草問題1
お蔭様で、わが社も設立後十数年経過しました。
ということで、設立当初からのお客様方はお庭を見直す時期に来ておられます。
というのも、年齢や家族構成の変化と共にお庭も使い方が変わってくるからです。
1:まず最初は新築時期
- 建物も新しく、お庭も建物に合うものを選び、使い勝手もありますが、多くの方は見た目重視でお庭をデザインされます。地方都市ですと車は3台以上置ける事が必須になってきます
2:お子様が自転車通学を始められる時期
- お子様が中学に進学されると、生活様式や庭の使い方がガラリと変わります。
- 自転車をどこに置くべきかで、皆さま頭を悩ませる事が多いです。
3:お子様が進学、就職で家を出られる時期
- 自転車だ、グッズだとモノが多かったお庭ですが、荷物が少し少なくなってきます。
- この時期に、建物やお庭の大規模リフォームをなさる方が多く見受けられます。
- 新築時には小さかった樹木も大きくなったり、形が変わったり、植木の量を減らして、お子様方が車の免許を取った時の駐車スペースの拡張したり、
- 老朽化した門塀や玄関周りのリフォーム、カーポートのやり替え、スロープ設置などがメインとなってきます。
- デザインも大切ですが、実用性重視の生活しやすいお庭へと変化します。
と、家と庭の使い方が変わってくる中、
1~3のどの段階でも、頭を悩ませる共通の悩みゴト
雑草問題です
特に、上記「3:お子様が進学、就職で家を出られる時期」に庭のリフォームをされたお客様は、十数年経つと、今度は年齢的に雑草の管理がとても辛くなってきます。
ですので、ちょうどその当時に 3のリフォームをされた方の、雑草問題の対策のご依頼が目立って増えてきました
近年は、家族全員働かれているご家庭も多く、家のメンテナンスに多くの時間が割けません。なのに容赦なく生えて生えて生えまくる雑草。
ただ、例外として、
雑草?
ウチにはそんなモン生えませんよ?
とおっしゃる方が・・・
新築1年目のお客様です。
草も小さいものしか生えなかったし、
ウチは神様に気に入られた土地なんで全然草が生えない~~~~~~~~~♪
とさえ錯覚することも。
が、しかし、
新築1年目
草がほとんど生えない、更地ではありますが・・・・
気が付かないだけで、
残念ながら、お客様。
お引渡し終了後から
既にお庭は雑草の呪いにかかっております。
雑草に神もホトケもありません。
新築後すぐに引き渡しを終えた敷地は、とりたてホヤホヤの真砂土が敷いてあるので、まだ雑草の種が落ちてないのです。
二年目以降からは、落ちた雑草の種が根を張り、本性を現し始めます。
最初は小さな根の浅い雑草なのですが、だんだん厄介な種類が頭角を現し始めます。
ここで、女王的
庭の草むしりの時、ムカつく雑草BEST3
を発表してみたいと思います。
第3位
ススキ
新築後すぐに生えてきませんが、空き地の雑草軍団のボス的存在です。
こうしてみるとキレイなんですけどね。
ご存じの様に、大きくなったらどうしようもありません。
何年か前、ススキを庭に敢えて植えるというのが流行りまして。
うっかり会社に植えたら、大変な事になり、
とうとう社長に、チェーンソーで地上部を倒してもらい、
その後、ショベルカーで根を掘り、撤去してもらうという
大変大掛かりな草むしりとなってしまいました・・・
第2位
特にこういう生え方をしてるの・・
根はすごく張るのに、茎がとても柔らかく、抜こうとしてもポキ・・ポキ・・・と途中で折れる。10回のウチ7回程度は根っこまで抜けません。
根っこが地上部の3倍くらいあって、
うまい具合に、引っこ抜けそうな時もありまして、
引っ張ってるウチに根っこの感覚を捉え、
もう少し・・・もう少しで抜ける・・・ガンバレ・・ガンバレ・・・
少し、土から抜けそうな手の感触・・・
ヨッシャ!!
抜ける!!
もらったぁぁあ~~~!!
ボキッ!!(←根っこが途中で折れる音)
と、抜根除草に失敗するという
ことも多々あり、非常にストレスフルな雑草です
第1位
カタバミ
ちょっとだけクローバーっぽいのですが、似て非なるもの
黄色い花を咲かせたりして、愛想をしてる様ですけど・・・
お盆前後の夏真っ盛りの頃はこのカタバミが固い地面を這って大繁殖をします。
とりあえず、99%は根っこまで取れた試しはありません。
※昔、全然取れないので、掘り返したら、地中深くに球根がありました。
そりゃとれないですね。
タンポポは茎がポキっと折れてましたが、このカタバミに至っては、茎どころか、
葉っぱを持っただけでプチンととれてしまう。
捉えどころのない雑草。
しかも、日陰ひとつない炎天下の下に多く生息し、
草とってる間は熱中症ととなり合わせ。
で、ほぼ100%抜けない雑草、カタバミ
本当にムカつく雑草たちですが、お庭内で防ぐ方法がいくつかあります。
つづく
庭はどうやってできるのかCase2-1
皆さまこんにちは。
大変な寒さが続いておりますが、いかがお過ごしでしょうか?
お庭がどうやってできるかシリーズですが、
昨秋の施工例をご紹介いたします。
建物のお引渡し前からお庭のご相談を頂いていたのですが、
結局、ご入居頂いてお車の入れ方、窓からの目線などをご確認頂き、その上でのお庭づくりとなりました。
私共はかねてより、条件が許す場合はご入居後のお庭・外構工事をおすすめしております。どんなにプロの業者の助言をきいても、どんなに思いを巡らせても、
建物で寝起きし、窓の外を眺め、夜電気をつけて、車を駐車し、出勤・家事、をこなして見えてくる事以上のアドバイスを差し上げる事はできません。
そして、入居前では思いもかけなかった事も発生します。
百聞は一見にしかず
建物があれば、お庭は逃げません。
心配要りません。ちょっと不便ですが、庭は無くても暮らせます。
無くても暮らせる空間を、より便利に、より楽しくお使いいただく為に、
引っ越して、ひと段落ついて、お庭を見つめてみるのもお庭づくりの一環かと思います。
まずは、建築中に敷地を拝見させていただきました。
この玄関周りは、既に建築中からお客様の念頭にあった箇所です。
このポーチをどう使うか、道路と敷地の高低差をどう利用するかを思案なさっておられました。
結局ポーチの道路からの高低差は自然石の平板の階段で解消しました。
ポーチがタイル仕上げの場合は、通常、同じタイルで階段を作成しますが、
お客さまが、お庭に暖かさや柔らかさを求めておられたので、
敢えて、タイルとは全然違う素材でタイル続きの階段をデザインしました。
ご提案パースが
このように仕上がりました。
完成が秋だった為、植栽ボリュームがイメージスケッチとは異なっていますが、
(細かい事は現場にて変更する事はあるのですが)ほぼイメージ通りに仕上がります。
私共が打ち合わせ時にみて頂くイメージスケッチは、細かい変更点はあったとしてもほぼその通りに仕上がります。
しかし、自然石や植栽など、形の決まっていない材料については、施工責任者の昌三園社長におまかせしますと ありがたくおっしゃって下さるお客様もおられるので、社長アレンジとなる場合もあります
こちらは、駐車場なのですが、車がとまる箇所は土間コンクリートで、よく見える道路側は自然石平板や洗い出し仕上げとしています。
自然石は、土間コンクリートと比べると少し施工金額が高いのですが、味わいのある経年変化を遂げるので、よく目立つ場所に使う事が多いです。
実は、こちらのお庭はもう1方のサブ駐車場からの出入りも可能です。
お庭の完成が秋だったので緑あふれるお庭は春までお預けとなりますが、
秋冬完成のお庭は、実はお客様にとっても管理がとても楽なのです。
春、夏に完成したお庭ですと、緑が豊かである一方、お庭の完成と同時に植物の水やりに取り掛からねばならず、また、暑さで植えたばかりの植物が枯れる心配があります。
また、春の芽吹きの頃におじゃまして様子を拝見させていただきたいと思っております。
お客様、お庭の工事の際は色々とお世話になりました。
引き続き宜しくお願い致します!
ジワジワ困る事-玄関ポーチ問題
皆さま、こんにちは。
毎日、厳しい寒さが続いております。
温暖な福山市でも同様で・・・
冬服はもう買わないと決めていたのですが、
あまりの寒さに、GUで1480円のジャケットを買いました。
1480円でこの寒さがしのげるなら安いモノです。
相変わらず
ガーデンアート昌三園のホームページが検索にかかりませんので、
ホームページが行方不明になったとのお声もあります。
こちらから行けますので、よろしければクリックしてみてください。
今日は、一つ玄関ポーチのお話を。
玄関ポーチは、建物と屋外を結ぶ小さなスペースです。
屋外に存在するにも関わらず、造園、外構業者が施工する事はほとんどありません。
何故なら、玄関ポーチは、屋外と屋内にわたって存在するものなので
建築工事に含まれている事がほとんです。
ということで、私たち造園業者は、基本的に玄関ポーチを除いた屋外の設計・施工を行っているワケなのです。
しかし、この玄関ポーチというわずかなスペースが、結構トンチンカンな事になっていて、新しい住居の満足度や使い勝手の悪さにつながり、外構工事を行う時点で改修を行う事例がよくあります。
事例1:そもそもポーチの色と建物が合ってない
近年の玄関ポーチは30センチ角のタイル敷になっているお宅がほとんどですが、何年か前まではほどんどの家のポーチのタイルがベージュ色でした。
ベージュのタイルは非常に優れもので、たとえ足の裏に土がついた状態でタイルの上に上がっても、少しぐらいであれば、タイルに着いた足跡が見えにくいのです。
また、建物も洋風のプロヴァンス風やナチュラル風が流行していた頃は、ベージュタイルで何ら違和感がありませんでした。
しかし、住宅にも流行があり、和風やモダン、シンプル、といった白、黒、グレーなどを基調とする建物が登場しているにもかかわらず、なぜかタイルはベージュのまま・・・
全体の雰囲気を残念な感じにしてしまっています。
タイルを何故この色にしたかお客様にお尋ねすると、
よく考えてなかった。
いつの間にか決まってた。
選択肢がなかった。
など、さほど検討してなかった系のお答えが多いのです。
しかし、このタイルの色も近年は住宅のスタイルが変化してきた為に以前と比べるとサイズ・色共に豊富になってきましたので、建物と玄関ポーチ色のミスマッチは減ってきた様に思います。
事例2:狭い
確かに、しょっちゅう利用する場所ではないのですが、
家を訪れた方が、最初に足を踏み入れる箇所。
特に、インターホンがドア横に付いている場合は、ピンポンを押して、ドアが開くまでに待機する場所ですが・・・
狭いが故に開き戸の場合
ドアを開いた瞬間、こういう事故が起こるとの事でポーチを拡張補修した事があります。(下手な絵で失礼致します)
ポーチの奥行が狭いと、ドアを開けた時にお客様にぶつかったりすることがあります。
ある程度ゆとりがあると、ドアを開けた時も余裕があるのですが・・・
この、狭い、広いのサイズですが、
90センチ程度(30センチ角のタイル3枚分)だと狭く感じる方が多い様です。
こちらは、90センチの奥行が狭いので、お庭の工事の際にタイル1枚分を足して120センチにしている途中の施工例です。たった30センチ角タイル1枚分ですが、それでもポーチが広く使えます。
玄関ポーチは建物の中でも一番最後に完成する場所で、なおかつ居室ではない為、少々念頭に入れにくい部分ではありますが、毎日使う場所ですので、不便な時はジワジワと使い勝手の悪さが身にしみてきます。
庭の工事ではこの様に玄関ポーチの形状も変更する事が可能ですので、使い勝手が悪い場合は相談してみるのもよいと思います。
事例3:1方向しか進めない
ポーチは建物の基礎の玄関と同じ高さに設定されて、大体1段もしくは2段の階段が付いている事が多いのですが、この階段は大体1方向にのみ設置されている事がほとんどです。
が、それが原因で気が付かないウチに玄関脇にデッドスペースができてしまったり、使い勝手が悪くなってしまったりしている事があります。
こちらはポーチの広さは申し分ないのですが、
階段が前方にしかついてないので、矢印の方向に導線が固定されていました。
せっかくの広いポーチを持て余している状態です。
そこで、お庭をつくる際に
横方向にも階段を付ける事によって、広いポーチから2方向へと導線ができました。
お庭から玄関への通行が可能になり、使いやすくなりました。
事例4:長いポーチ
最近は玄関から道路までの距離が短い建物も見かける様になりました。
そこで、玄関の向きとは違う方向に導線を設けなければならないポーチも見受けられます。デザイン的に面白い形状のポーチになるのですが、
玄関ポーチとアプローチを兼ねたものとなります。
このような場合は庭のデザインが決まらなければ、ポーチの形状も決まりませんので、
特殊な例かもしれませんが、建築工事のポーチは必要最低限のところで終了し、残りはお庭のデザインが決定してからの外構工事とさせていただきました。
ご入居の際は建物の一部が完成してない状態で入って頂いたのですが、
しばらくの間は仮階段を設置し、お客様の生活状況に合わせたポーチを考える事ができました。
高基礎の建物であること、お子様が小さく、荷物も多い事があるとの事でしたので、
階段と踊り場をミックスし、途中にはポストも設置して、ゆったりと玄関まで到着できる様になりました。
こちらも、逆方向にもタイルを付け加えて導線を2方向に確保しています。
お客様とお話をしていると、玄関ポーチで自覚がなくジワジワとお困りの方が以多い様です。
建築工事に含まれる事が多い部分ではありますが、造園・外構工事でも見直しやご相談ができますので、是非ご相談下さいませ。
本年も宜しくお願い致します
あけましておめでとうございます。
昌三園 看板犬 モカ(戌年うまれ 今年歳犬)↑
本年もどうぞ宜しくお願い致します。
それにしても、毎年毎年思うのですが、日本の年末は忙しすぎると思うのです。
クリスマス後は新年の準備。
特に大晦日前は、明日で人生がおわるのかというくらいの身辺整理を行い、身ぎれいにし、お世話になったお礼を皆さまに述べフェードアウトしていくのに。
日付が変わると、早々に何事もなかったかの様に
今年も宜しくお願いします!
と、超ポジティブ前向き宣言。
12月31日と元旦の間には日本人のメンタルチェンジを起こさせるものすごい結界が存在する様です。
やはり、日本人の最も大きなイベントは元旦なのだなと感じます。
昨年末のブログでもお知らせしたのですが、
ホームページをスマホ用にリニューアルしたのですが・・・
どうやら、ガーデンアート昌三園という会社名を入れて検索しても、
ホームページ自体が検索で出てこないという事故(大惨事)が発生していました。
モヤモヤした気持ちのまま年を越したのですが・・・
なんと!!年が明けたら、検索にかかる様になってました!!
などという奇跡は一切おこらず、相変わらずウチの会社のURLはどこかの異次元を彷徨っている様です。
幸いにも、弊社URLをリンクして下さってるメーカー様のサイトが表示される為、そこから、私共のサイトにたどり着く事ができます。
年末年始の休暇で、マウスをクリックする手が鈍ったとおっしゃる方は↑上記弊社ホームページのアドレスのクリック連打を行う等、腕慣らしにご利用いただき、サイトの再浮上にご協力いただけますと幸いです。
毎回毎回、ホームページが検索にかからないネタで申し訳ございません。
次回よりまたお庭の話を書いていきます。
年末年始のご案内&ご挨拶
年もいよいよ押し迫って参りました。
個人的な2017年の体感速度、まだ3月くらいなのですがどうしたらいいのでしょうか?
それでもやはり12月。
個人的な会社事情を振り返ってみますと色々な事がありました。
まずは
お客さま宅の中庭が額縁の中の絵画みたいに見えます #gashozoen #庭 #garden #植栽 #外構 #和風
2:新しいスタッフが増えた事
新しいと言っても、私と同世代なので、若いパワーというよりも、今まで得た経験を社内で活かしてもらう即戦力というスタッフです。
私共はもともとが造園業ということで、植木、石など自然素材については自信があるのですが、アルミ、ブロックの知識に少し弱点がありました。
そこを補ってもらっています。
新規のスタッフや協力してくださる職人仲間も増えて、社内に人の声が増え、活気が出た様に思いますが、一つ気づいた事が・・・
現場が終了した後にコーヒーやお菓子をつまんで貰ってますけど、
そのお菓子の量の減り方がすごく早くなりました。
人が美味しそうに食べる姿はとても好きですが、
冬に山の食べ物がなくなって、里に下ってきたイノシシやシカじゃないんだから
とか
キミらは年末から冬眠でもするんか?
というくらい食べてる若い衆(大して若くないけど)
これも集まる人あっての嬉しい悲鳴でしょうか・・・
しかし、これも最近気づいた事ですが、頂くお中元やお歳暮にお菓子類が圧倒的に増えた事。
以前はビール類が多かったのですが、創業初期から居る、社長、私がお酒を一切のまないので、それを知った取引先様はだんだんとお酒類を送って下さる方が減り、代わりにお菓子を頂く事が増えました。
ありがとうございます。美味しく頂いております。
3:ホームページをスマホ対応にした事
11月下旬に、スマホ対応のページにしたのですがまだまだ使いにくくオープンをしながら改良中です。
お客様にはご迷惑をおかけしておりますが、改良終了までいましばらくお待ち下さいませ。
が、しかし!そんな事より、大ピンチなのが、
「ガーデンアート昌三園」
という会社名を入れても、
会社のホームページが
検索で出てこないという大惨事に・・・(現在も進行中)
ある程度のアクセス減は覚悟しておりましたが、会社名を入れてもヒットしないとか
世の中から無かった事になっている状態です。
以前は 「福山 庭」「福山 エクステリア」で比較的上位に表示されていたのですが、私共のホームページをご覧になって頂いておられた方、見えなくなって申し訳ございません。
なんとか改善して、再び浮上致しますので、これまで通りどうぞ宜しくお願い致します。
昌三園ホームページ↓
FB
https://www.facebook.com/shozoen/
やっとブログの使い方も理解できてまいりました。
今後もブログ、インスタ FB ホームページともども宜しくお願い致します。
尚、本年の営業は本日29日で終了です。
年明けは5日より。6日からは通常営業となっております。
休業期間:2017/12/30~2018/1/4
本年も大変お世話になりました
来年もどうぞ宜しくお願い致します。
よい年末年始をお過ごし下さいませ。