豪雨の後に思った事
皆様、ご無沙汰しております。
随分とブログそっちのけの生活をしている真に、突然の酷暑、梅雨、そして西日本豪雨、からの突然の梅雨明け宣言、酷暑
それなりに年季の入った年齢になりますと、若い頃の様に気合と努力だけで仕事を進める事ができなくなってしまい、情報発信が遅れて申し訳ありません。
まずは、今回の西日本豪雨で、尊い命が失われた事に深く哀悼の意を表しますと共に、
行方不明の方が一日も早く見つかる事、そして被災された皆さまが1日も早く落ち着いた生活に戻る日が来る事を願ってやみません。
私共の会社は一部被害のあった広島県福山市にありますが、団地のほぼ山頂にあり、雨の影響を受ける事もさほどなく、スタッフ共々通常業務に励んでおります。
ただ、お客様の中には被災された方、被害を受けられた方も存在し、心を痛めております。すべてのお客様の状況を把握できてる状況ではないのですが、お困りの方がおられましたら、遠慮なくご一報いただければと思っております。
豪雨後の月曜日より、通常営業しておりましたが、私自身が会社も団地の山頂、自宅はその隣の団地の山頂にあるため、浸水の被害状況をまったく把握しておらず、週明けに出た福山市内の様子にただただ驚くばかりでした。
特に福山市北部方面 また岡山方面は被害が大きかった様に思います。
私が週明けにお会いしたお客様、お電話でお話できたお客様は幸いにも難を逃れた方
床下浸水で済みましたとおっしゃる方がほとんどでした。
ただ、結果的に被害はなかったけれど、
念の為避難された
というお客様もいらっしゃいました。
避難
簡単に言葉では言えますが、建物、庭、家財、思い出の品、生活の場を置いて命のみをとる選択をする決断を下すタイミングの難しさを今回、犠牲者の多さから痛感しております。
避難が遅れた理由は、その他にも、ウチは大丈夫だろう。とか、何が何でも家を守りたい、とか、面倒とか色々理由があると思います。
避難しない理由はいくらでも思いつくのですが、そこを敢えて避難した理由をお客様方にお聞きしてみました。
一番の大きなきっかけは、お子様を中心としたご家族の声掛けだった様です。
若い方はすぐにスマホで情報を拾い危険を察知しますが、大人の方は今までの経験値で状況を判断しがちです。
経験値という先入観で判断しない事が本当に大切だと思いました。
今回は50年に1度の豪雨ということですが、近年の異常気象をみていると次の豪雨は50年後と言わず、また発生してもおかしくないと思います。
お父さん。お母さん お願いだから逃げて
という声掛け、本当に大切だと思います。
ちなみに、私は、危険を察知した時はすべてを置いて、いの一番に逃走するタイプの人間ですが
単身世帯も多いご時世、
さっさと逃走せず、ご近隣の方にも逃げますが、ご一緒しますか?と声をかけようと思っています。
また、豪雨後に、消防団に籍を置く同業者さんと話をしましたが、
豪雨当日は、浸水で孤立した方を避難所まで運ぶボートを水に漬かりながら押したとの事。
救助した時は皆さん、
ありがとうございました
と大変丁寧にお礼をおっしゃるそうですが、
避難に支障がない程度に体が動く方であれば、お礼を言って頂くより
避難所に自ら出向いて無事で居て下さる方が何倍も嬉しいとの事。
高齢の方やお身体が不自由だったり、避難困難の方の安否確認や救助に人員を回したいという話を聴いてなるほどなと思いました。
経験を過信せず、躊躇なく避難。
気候が安定しない昨今。すばやい行動を心掛けたいものです。
また、若い方々の情報収集の力、避難の決断の速さに感心しました。
本日は、浸水したお客様宅のお庭の清掃のお手伝いをしてきましたが、とにかく暑い!
各地でボランティアの募集も本格的に稼働しはじめましたが、
この暑さの前では、役に立ちたい!というせっかくの気合とやる気も熱中症の前に敗北です。
ボランティアに来られる方々の活動の様子をテレビなどで見かけますが、
普段はスーツを着用しているであろう男性の、スコップを握る手つきの初々しさや、腰の入ってない土の掘り方などを見ると、
あ~、ちょっとしか土掘れてないじゃん!とかそんな掘り方じゃ腰やられるし・・・
というか太陽に当たる様に当たる様に作業してるよ。気を付けて!!
とか、日々、植物、土、水を扱っている私からすると
危なっかしく感じる事もあります。
現場作業を離れて何年も経つ私ですが、
失礼ながら、女子ではありますが、日々スーツを着用されている男性よりは、こんな時はかなり役に立つと思っています。
それは、毎日土を触る職業だから。
状況に応じたスコップや一輪車など、道具の効率的な使い方、
太陽の位置を見ながら作業内容や作業場所を変える事で暑さだって軽減できます。
現場を離れていても、熱中症にならない自分なりのタイミング、体の状況の把握。
太陽の下で仕事をしていた経験(お陰で顔、シミだらけですが)がしばらく作業するとよみがえってきます。
ボランティアの方が効率よく、安全に作業ができる様にだれか指導する人が居てもいいなと。こんな時こそ、造園、土木など土を日々触っている方の力が必要だなと思った次第です。
まだまだ復旧まで道半ば。
行方不明の方もおられます。
今、出来る事を考えながら、次に何かあった時はすぐに行動に移せる様に心がけたいものです。