新築外構 いつから考える?
ご無沙汰しております。
久々のブログ更新です。
連載中の話もあるのですが、とりあえず、別のお話を。
今秋に迫った消費税増税の影響もあり3月中に住宅購入のご契約をされた方も多いと思います。
では、新築住宅を建てる事が決まったら、一体いつからお庭、外構の内容を考えればよいのでしょうか?
という事を考えてみたいと思います。
あくまでも広島県福山市程度の中規模都市の実情とお考え下さい。
都会住まいの方とは少し実情が異なるかと思います。
以前少しだけ関連して以下の様な記事を書いた事があります。
最近は、工務店さんや住宅メーカーさんも、お庭や外構に力を入れている事例も多くなりました。ということで、この新築外構100万円が都市伝説である事をご理解くださる方も増えてきました。
新築外構のご相談で昌三園にお越しになるお客様も、お庭全体の外構費用としてまずは200万円を目途にお越しになる方が一番多い様に思います。
(牧場レベルの広大な敷地のお宅や、家屋が完全分離の二世帯の方などは除きます)
さて、上記を踏まえまして、建築とお庭のタイミングを考えてみたいと思います。
建築とお庭づくりの適した時期ですが、
まず結論から申し上げると
ヤル気になったら、つくりどき
庭は
無くても暮らせる空間です。
無くても死にません。
家族が元気で、毎日ちゃんと暮せて、それからのお話です。
ですので、庭、どうにかしなきゃ!!
時間ないけど、早く作らないと!!
と焦らずとも、
無くても死にませんので急ぐ必要はありません。
ただし、いくら死なないとは言っても
庭空間が無い事で困る事は確実に発生します。
庭がなくて困る事↓
土のまま放置しておくことで
車のタイヤ跡が道路について、近隣の方の印象が良くない
玄関ポーチが靴の裏についた土で、半端なく泥まみれになる
雨が降って水たまり発生
ポスト表札がいつまで経ってもつかない
草だらけ
家だけ建ってても気分が乗らない
が代表的なものです。
どれもこれも引っ越しが一段落して生活が本格的に始まると実にガマンし難い状況なので、いくらいつでもいいとは言え、結局生活が周り始めると、お困りになってお庭づくりが始まります。
困る事がわかればコッチのもので、
まずは境界ブロックなど必ずやならければならないものの施工
そして実際に暮らしてみて困る事の解決
それから
取り入れたい植物や取り入れたいお庭のアイテム
などを入れてゆきます。
実際に暮らしてみて困る事の発見というのはとても大きくて、
隣家にお住まいの方の建物形状やライフスタイルに合わせて目隠しの必要があったり、
交通量や人通りの多い箇所ですと安全や視線カットも要注意事項です。
車や自転車の台数が決まってる方は、とにかく車を数日間入れてみてシックリくる箇所を探す。(コレかなり大切です↑)
お子さんが小さい場合は、どこに遊び場をつくるのか
モノが多い方は庭に物置が要ることもあります
洗濯を干すのにちょうどいい場所
(コレかなり大切です↑ 事前に決めてても日陰でお洗濯物が乾きにくい場合は干し場所移動される方もいらっしゃいます)
ゴミなどの一時ストックはどうするのか
これらは住んでみないと事前にどんなシュミレーションを行っても分かりようがありません。
お引越しの前にステキなお庭ができて入るのも、すぐに生活を送る事ができてとても便利ですし、お引っ越し後に、もう外構費用にお金をストックする必要もありません。
ただ、上記に列挙した、住んでみて分かる事に対応が難しくなります。
外構業者さん方もプロですので、お庭のアドバイスを下さるかとは思いますけれど、
居住開始前の外構計画は、あくまでの想像に創造を重ねたファンタジー的な側面があります。どんなに緻密な計画であっても、実際に住んでみた経験以上の確定値はありません。
ファンタジーを数か月練り続けるよりも、1週間住むことで見える事の方が大きいと思っています。
焦って外構計画をご相談に来られるお客様もいらっしゃるのですが、
建築初心者の方は、
現実的には、おそらく、家を建てる事と引っ越しで頭はイッパイになります。
色々決めかねた時は、割り切ってとりあえず後回しにするのも良いと私共はアドバイスさせて頂いております。
しかし、建築とお庭はある程度一緒に考えておかないと困る事も発生します。
予算取り
外構費用もローンに組み込みたい場合などです。
新築にお住まいの予定の方は、アパートなどの集合住宅にお住まいの方が多く、お庭が一体いくらかかるものなのか、必要なものが何なのかもまったく見当がつかない場合が多いので、ある程度お庭に必要な物とそれに対していくら費用が発生するのかを把握しておく必要があります。
お庭はいつでもいいと述べましたが、いざお庭づくりに着手したい時に先立つ物がなければどうしようもありません。
建物と庭のコンセプトの一体化
建築事務所などに設計を依頼した場合、
は?こんなところに植えるの!?
などどいう私たち植木屋が絶対植えない箇所に植栽箇所が組み込まれている事があります。
それはまた植木屋の固定観念を打ち破る面白いご提案としてみてはいます。
しかし、植える事はできても、その後のメンテナンスが絶望的にできない条件の場所に植栽指定がついてる事もあります。
最近は、建築事務所が庭も一緒にお客様にご提案する事例も増えてきており、建築段階からお庭づくりの提案に参加する事も増えました。
以前植栽を求められて困った事例としてよくあったのが、
水道と外部からの入り口が一切無い中庭に巨大樹木の植栽指定、
日照がまったく見込めず、枯れる事を待つしかない場所への植栽指定、
巨大バルコニーへのベランダガーデンの指定(水やりの為の水道ナシ)、
寒冷地向きの植物の植栽指定(長野では美しく育っても、夏は灼熱地獄の広島県福山市平野部では死ぬか生きるかの過酷な環境です)
普段は感じる事はありませんが、同じ建設業であっても、
家を建てる事を生業としている人と私たち植木屋では植物の見え方が違うものだなと。
私たちは、植物がモノではなく生き物にしか見えてないので、
この計画ですと、
水はどうやってやるんですか?とか、剪定にどうやって入りますか?
この場所に落葉樹を植えると、落ち葉で樋が詰まりますよ。
虫ハンパないですけど大丈夫ですか?
枯れた時の植え替えはどうしますか?
この環境でこの植物は育たないと思いますけど?
植木のライトアップは最初から電気の配線を通しておかないと植木を全部掘りなおして配管になりますよ。
と、ステキな建物と緑に囲まれたガーデンライフを実現させようとしている方々に実にウザいアドバイスをすると思いますけど、植物は生き物なので、水も欲しがる、葉も落ちる、枯れる、虫がつく、病気になる、などキレイごとでは済みません。
建築段階からある程度の植栽計画に参加させていただくことで、建物と調和したお庭、そしてメンテナンスのやりやすさとよい演出の準備が可能となります。
上記、色々書き連ねましたが、
決して安くないお庭の費用を効率よくつかって、満足度の高い庭空間づくりでお悩みの方、新築外構をご検討の方、時期やご予算取りのご相談も承っておりますので、私共の事務所にてお待ちしております!
じゃあ、プロに頼んだらオシャレな庭ができるのか?1
前回からの記事の続きとなります。
じゃあ、専門業者というけれど、
プロに頼んだらオシャレな庭ができるんですか?
という事になるのですが、
答えは、
オシャレな庭をつくる為に、
プロに頼む事は、
必要条件ですが十分条件ではありません。
テメー、何スカした事言ってんだ!!!↑
ハッキリ言えや。
って言いたくなるかもしれませんが・・・お許しくださいませ。
私は、以前も記事にいたしましたが、もともと実家の庭を思い通りに施工してくれる業者探しに迷走し、失敗し、自分でやるしかないと思い、造園業に飛び込みました。
当時の苦悩についての記事
↓
それにしても・・・
モノを知らないのは最強というか、
素人時代の私は、
木を植えて、レンガを並べるだけであろうと思っていたお庭づくりですが、
ガーデニングなどやりたいことはあるのに、やりたいことを活かし、車も置いて、当時飼っていたワンコのスペースも確保し、という希望をまとめ上げる設計力も施工力もなく。
結局、ホームセンターでレンガを買うだけで私の造園作業は終了
→後にレンガの処分に困り果て、親戚宅に押し付ける
その後、自分が造園・設計をする立場になり、設計作業を行い、職人さんの技術、知恵などを体感するにつけ、望んだとおりの庭など、自力でできるワケがなかった事をさらに痛感するのです。
私が、素人時代、庭造りに失敗した理由は
きちんと庭を作ろうと思ったら、
1:プロの施工業者にお願いしなければならない
で、
2:プロの施工業者は存在する
けど、
3:自分の思った通りのオシャレな庭にしてくれるプロの施工業者がいなかった
だから
4:素人なりに自分でやってみた
大失敗
に尽きます。
ということで、庭造りにプロの施工力は必須ですが、
プロに頼むだけではオシャレな庭などできない事は既に私自身が十数年前に体験済です。
コレが、
必要条件ですが十分条件ではありません。
の意図するところでもあります。
ですので、思ったとおりの庭にするためには、
3;自分の思った通りの
オシャレな庭にしてくれるプロの施工業者
を探さなければなりません。
では、どうやってそういう業者を探せばいいかと言うと
↓
↓
↓
弊社までお越しください
(宣伝)
・・・・・失礼いたしました
それはさておき、庭をつくる業者と一口に言っても、業者の皆様によって得意分野とそうでない分野をお持ちです。
なぜ、そのような事になっているかと言うと、
現在、お庭に携わる業者は相当数存在いたします。
しかし、お庭の業者になる為には建築会社における建築士資格の様に必須な資格というものはありません。
極端な事を言えば、誰でも看板を上げればお庭の業者になれるのです
※お庭に関する資格はたくさんありますが、とらなければできないという事ではありません。
参入が容易であることもあり、お庭業界には様々な業種の方々が存在します。
以下代表的な業種を上げますと
1:造園業
(いわゆる植木屋さんとか庭師さんが在籍している会社。植栽や植物の管理を専門にしており、
植栽、剪定、景石などを使った日本庭園なども施工可能というか得意)
私共はこの造園業に該当します
2:外構・エクステリア業
(正直言って、一般の方には1と2の差は分かりにくいと思うのですが、もともと、ブロック工事や塀、土間コンクリート、カーポートなどアルミ製品などを扱うところから出発している業者さん)
3:建築業
(家を建てる際に、工務店や住宅メーカーからお庭のプランのご提示がありませんでしたか?建物と外構を一緒に検討し、統一感のある空間づくりを目指されている事もあり、最近は住宅メーカーさんに外構・エクステリアの事業部が付随している事もあります)
4:ホームセンター
よく物置やリーズナブルなカーポートなどの販売・設置を行っていますが、その他簡単な工事も施工しています。
このあたりくらいまでですと、一般の方にも目に入りやすい業種となります。
5:土木・サッシ業
近からず、遠からずの業種の皆様です。
土木業は土を掘ったり、コンクリートを使ったりする作業が、お庭づくりの作業にも欠かせません。
また、サッシ(建物の窓枠や玄関ドアなど)業の方はアルミ製品を取り扱いますので、
カーポートや門扉など、屋外のアルミ製品も取り付けておられる様です。
本業はお庭ではないのですが、
ウチの親戚が、関連のお仕事をしているので・・・
というお声も耳にしますが、
関連のお仕事をしておられる業種はこの、土木やサッシの業者様が多いです。
6:お花・園芸業
植物を扱うという点で、お庭に深くかかわる業者さんですが、
植物以外のものや大型の樹木などは、施工が難しいので
造園業 外構・エクステリア業と提携してお庭づくりに参入される事もある様です。
という様に、元来の本業をお持ちの方もたくさんお庭業界に参入しているので、
皆さん、得意分野とそうでない分野があるのです。
さて、どうしたら良いものでしょうか?
つづく
カッコいい(オシャレな)庭のつくりかた2
かなり遅れての連載2回目となり、申し訳ありません。
以前の記事からの続きとなります。
カッコいい(オシャレな)庭とは何ぞやという話なのですが、
私は
カッコ悪い箇所が限りなく少ない庭
の事だと思っています。
カッコ悪い庭を避ける為の方法を列挙してゆきたいと思います。
〇オシャレと思ったものをとにかく入れてみた
前回は、オシャレと思ったモノを全部入れてみたら、敷地面積か予算が不足します。
と述べましたが、それ以前に
近年の価値観として
物質に溢れる現代。
色んなモノや機会を低価格・簡単に手に入れる事ができる様になった代わりに、気を抜けば、生活にも、庭にもカッコ悪い魔の手が簡単に侵入してきます。
カッコいいものの足し算ではバランスの良い家も生活もそして庭も作れなくなってしまいました。
世に溢れかえる、選択肢、アイテムの中から、自分に合うものを選びとる目、感覚、センスが重視される時代になってきた事を、最近特にお客様とお話して感じる様になりました。
オシャレと思ったものを厳選して、シンプルに。
低コストで、飾らず、ダサいものを排除する引き算の美学を感じさせるお庭が現在のイケてるお庭です。
たくさんカッコいいものを見て目を肥やすのはとても素晴らしい事、
そこから自分に合うものを削ぎ落として、選び取る事が大切です。
〇使えればいい(機能性最重視)
ノーメンテナンスで
安くて
草が生えなくて~
↑おそらくこの仕事について1億回は耳にしたであろうリクエストです。
加えて、
植物はいらないけど、もし植えるなら
成長しなくて、枯れなくて、葉っぱの落ちない木を植えてください。
↑はっきり申し上げて、こういう植物は存在しません→却下 となると
お庭全体アスファルト舗装となり
最もコストもかからず、
プランの時間も一切必要ありません。
最強です!
手間と資金をかけない事を追求しすぎると、
というか、我々の出番無しです。
になるのですが、少なくとも当ブログをお読みの皆さんどこかでそのような空間がもはや庭とは呼べない事をご存知のはずです。
手間と資金でお庭の表情は確実に変わってゆきます。
オシャレは我慢からと申しますが、
カッコいいものには、ある程度の手間暇と
便利なものには、それなりの出費がかかる事をご承知ください。
以前、このような記事を書きました。
思い通りのお庭にする為の資金のお話です。ご参考までに
〇建物と色彩が合ってない
これについては、皆さん思いがあるのですが、
芸術を爆発させるぜ!!
くらいの気概を持った方は別として
以前、自然石石張りの目地に真っ赤な赤色を使っていた物件を見かけた事があります。
どうせやるならここまですると相当に芸術を爆発させた事がわかります。
フェンスや門塀、カーポート、アプローチの色合いに迷ったり、色選びに自信がない場合は、家に使ってある色と同系色にするのがベストです。
建物の色合いと合わせ3色くらいまでが限度でしょうか?
カーポートなどのアルミ製品は、家のサッシの色と同じ
門塀などは建物の外壁や軒裏、玄関ドアなどと同系色・同素材を使えばとんでもなく大ハズレにはなりません。
色で冒険したい方はプランナーにご相談される事をおすすめします。
〇建物とデザインが合ってない
こういう事案は最近特に減ってきました。
そもそも、お客様が家を建てる時に好きじゃない建物を建てなくなってきたのです。
お庭の打ち合わせをしていても、
ご夫婦でデザインの傾向や趣味が異なる事もほぼありません。
私がかけだしの頃は、ご夫婦で趣味がまったく異なる場合が多く、
建物外観と住宅メーカーは夫が選び、
内装、お庭は妻の趣味で、と担当がわかれていたりしたものです。
好みが違うお二人で選ばれているので、建物と庭と内装に一体感がない場合も見受けられ、プランにもご夫婦の意見の統合を図る策を盛り込むのが大変だった時期もありました。
まずは、グッとこらえて少なくとも、玄関周りなど、人目につく場所は建物と庭の雰囲気は必ず合わせましょう。
そして、人目につかないスペースを盛大に趣味のお庭にしたり、
人目につかないスペースがない場合は、囲いをつくりその中のスペースを利用するのも手です。
以前施工したお庭のリフォームで、カリフォルニア風のお庭を施工させていただいた事があります。
ご主人と子供さんが、カリフォルニアの庭をガンガンに押す中、
奥さまが、和室の前だけ、和風に・・・・私の希望はそれだけです。
とおっしゃる難しい案件がありました。
なにせ、ガーデンカリフォルニアにしたい箇所に思いっきり和室が面していたので。
ウリンの板塀を高めに設置し、わずか80センチ程度の隙間ですが、それだけあれば、蹲も小ぶりの和の植物も石も入れられます。
屋外からはアクセントの板塀として、室内からは完全なる和の坪庭としてうまく分離できた一例です。
〇デザイン性を追求しすぎて使えない
お庭は、建物の中にまで訪れない不特定多数の方が目にする空間です。
見た目を重視するという考え方は正しいあり方ではあると思いますが、同時に、日々生活する現実味がないと維持管理もできません。
以前お庭の改修をしたお客様宅で、すごく困ってる場所として
駐車場脇の花壇をなくして欲しいとのご依頼を頂いた事があります。
花壇に植物が植えられている風景はいいけれども、駐車場から玄関までの距離が遠くなって使いづらいとの事でした。
仕事から帰り、悪天候の日など一刻も早く室内に入りたいのに、大回りせねば入れないこの不便さ。
花壇は一部撤去して、駐車場から玄関までの動線をできる限り短縮しました。
小さな事ですが、庭が生活空間である事を感じた、すごく心に残っている物件です。
デザイン性はすぐにでも検討しやすいのですが、利便性については、正直言って一度住んでみないと見えてきません
しかも、デザインと使い勝手は性質上、相反する場合があります。
ちなみに、日本の昔からの造園技法では
デザイン6割 使い勝手4割と説いています。
お庭づくりは家と同様はじめての方が多いと思います。
経験した事のない作業となります。
デザインはある程度お客様の意見を反映する事が可能ですが、使い勝手については必ずプランナーに相談した方がよいと思います。
なぜなら、専門業者はそれなりの経験はもちろんですが、使い勝手の悪い失敗したお庭の施工例も相当数みてきているからです。
いい庭づくりも良いのですが、まずは失敗しないという事をクリアしたいものです。
〇植物にまとまりがない
これは、弊社(昌三園)あるあるかもしれませんが、
植物がお好きな方が多いので、ついつい、買ってしまった花苗、樹木、盆栽・・・
勢いではじめてしまった家庭菜園
等々
どうしようもなくなって、ちゃんとお庭をつくりたいと駆け込んでこられる方が多いです。
家と敷地を持つといろいろやってみたい気持ちは重々承知の上ですが、
重ね重ね申し上げます。
好きなときに好きなものを好きな場所に植えても
好きな庭にはなりません。
簡単そうにみえて、
動線、草対策、植物の管理、使い勝手、そして見た目
そういったものの計画もなく、なんとなく、ではお庭はできません。
ただし、植物の特性や育て方など、実際に育てた方の体験は大変役にたちます。
芝生の育成の大変さをどれだけ説いても、管理した事のない方には響きません。
ゴルフ場の様な美しいグリーンを庭に保持できる方は
私がこの仕事をはじめて十数年。記憶する限り、お客様の中では3名しかおられません。
選ばれし芝管理の才能と芝を愛する気持ちがなければ維持管理が難しいのですが、
勢いでチャレンジして、撤去する事もままならず、庭が草原になっている方は数知れずおられます。
が、そんな失敗も経験です。
植物が増えて困っておられる方、その植物との体験はお庭づくりにかならず活かせます。好きな植物の収集時期を終え、次のステップとして、好きなお庭づくりに進もうかとお考えの方、そのご経験を活かすとともに、
増えすぎた植物の取捨選択は業者にお任せして、処分してリセットする勇気も必要です。
オシャレな庭をつくる為には、
カッコいいものを選びすぎない引き算の選択
ある程度はお金が必要であること
をお客様にご理解頂いた上、
デザイン性と使い勝手、植物を入れる場合はその選択
を専門業者に相談する事が一番近道だと感じています。
専門業者に相談する一番の意義は、記事にも書いていますが、
失敗例をたくさん知っている事です。
お庭づくりについてははじめての方が多いかと思います。
また、特に新築外構の方は建物に気力、資金を使い果たし、屋外まで気がまわらない方もおられます。
そんな状態では望んだ通りの、素晴らしい100%のお庭づくりは目指せません。
しかし、とりあえず、住みながら改良を加え、価値を上げて行くことができるのが、お庭、外構の面白いところです。
お庭について分からないなりにも前進させてなければならない時は、とりあえず、失敗の無い様にしておけばいいのです。
そして、失敗を知るのは百戦錬磨の専門業者のみなのです。
専門業者に相談と書きましたが、一つご注意いただきたいのは、ただ、専門業者に丸投げしておくだけで、はカッコいい空間は出来上がりません。
といういことで、
次回は、じゃ、業者に任せたら思う通りのカッコいい庭ができるのか?
について書いてみたいと思います。
カッコいい(オシャレな)庭のつくりかた1
お庭の設計の仕事を始めて十数年。
自分の庭の設計方法もなんとなく決まってきてたりします。
私共のお客様は、こだわりがあったり、思いが強かったり、そんな方々が比較的多い様に思います。
様々な思いやリクエストをお話してくださった後に、最後は
オシャレにしてください。もしくはカッコよくしてください。
とご希望を述べて打ち合わせが締めくくりとなります。
では、オシャレな庭とは何ぞやという事になるのですが、
私が思うカッコいい(オシャレな)庭は
カッコ悪い箇所が限りなく少ない庭
ということです。
カッコよくしようとしているのではなく、
実はカッコ悪い場所を一つでも多く減らしているだけなのです。
設計をなさる方でそれぞれだとは思いますが、
私の場合は、お客様からのリクエストをとりあえずすべて入れて、
そのあとから、取り合わせの悪い箇所、かっこよく見えない箇所、使いにくい箇所を無くしてゆく作業をしていきます。
どちらかと言えばネガティブ志向の私らしい設計方法です。
昔から、〇〇になりたい!〇〇を目標に目指したい!などというポジティブシンキング全開の生き方はしておらず、
せめて、××にはならない様にしたい。最低でも××はクリアしておかねばならない。
等、自分の中の最低ラインを設定し、そこをなんとかクリアしながら細々と生きる日々。
不思議と高い目標設定を目指すより、目標の下限値を設定し、そこだけは死守しようと思う方が物事が進みやすかったりします。
では、カッコ悪い箇所って具体的に何でしょうか?
〇オシャレと思ったものをとにかく入れてみた
お庭の研究が熱心な方は、カッコいいものを見ている頻度が高いので、
とにかくあれもこれもという方が多いです。
正直申し上げて、全部入れると、カッコいい以前に
敷地か予算もしくは両方が全然足りません。
また、デザイン的にまとまりがつきません。
お好きなものは1点に絞るくらいの決断が必要です。
〇使えればいい(機能性最重視)
手間がかかるので、木は要りません 安く上げたい。シンプル メンテナンスフリー
駐車は3台以上と機能のみを追求すると、
じゃ、全部アスファルト舗装でいいじゃん
という、スーパー究極の庭にたどり着きます。
もう、造園の設計施工を行う会社ではなく、
舗装業者さん 土木業者さんにお願いした方がよくなってしまいます。
〇建物と色彩が合ってない
アクセントとして、差し色で立水栓やポストに赤色などを使う事はありますが、
基本的に建物に使われてない色、素材を使うと視覚的に落ち着かないお庭になります。
好きな色があっても、ほどほどにした方が良いと思います。
〇建物とデザインが合ってない
コレは大げさな例ですが、
古い日本家屋のお庭のリノベーションの場合は、長年、シックな和風庭園を見て生活して飽きてしまい、ふと雑誌でみかけた ナチュラル、シャビーシックなお庭などに非常に目をひかれたりなさる事もある様ですが、やはり、建物あってのお庭です。
建物と庭の雰囲気のマッチングは重要です。
〇デザイン性を追求しすぎて使えない
庭は大切な生活空間です。
使いにくいお庭はいずれ大変なストレスになってしまいます。
使えなくて、施工後しばらくしてやり直す方も多いのです。
〇植物にまとまりがない
これ、結構多いのです。
お庭好きな方は、ついついカワイイ植物を見ると買ってお庭に植えてしまうものです。
好きな時に好きな植物を好きな様に植えても、好きなお庭にならないは不思議なものです。
お庭空間が、有力者の財力と権力を表現し、お金のかかった道楽ではなく、建物に付随する生活の一部という位置づけになってからの現代、
巷にあふれる情報、グッズ、設計・施工業者の増加、我々は手軽に低コストで庭を思い通りにできる自由を得た代りに、バランスの悪いものも簡単にお庭に入ってくる事になりました。
意外と「カッコ悪い魔の手」はたやすく皆さまの庭に侵入してきます。
ご注意下さい。
次回記事で、対応策をお知らせします。
ちょっと待て、葉っぱはすぐに治らない
皆様ご無沙汰しております。
暑さとともに、私も撃沈しておりました。
さて、今年は猛暑それから台風だの豪雨だのが続き、天候に翻弄される日々でしたね。
9月に入ってようやく秋の気配が訪れております。
8月中頃~今の時期にかけて、お客様から植物不調のお問い合わせを多く頂いております。
そして、内容はどれもほぼ一緒です。
ヤマボウシの葉が茶色くなっています。大丈夫でしょうか?
これは、ヤマボウシが日本中で特に不調なのではなく、
私共のお客様の庭に高確率で植えられている植物だから必然的にそういうお問い合わせが多いと思われます。
まず、ヤマボウシですが、この樹木は私がこの仕事に就いてから継続的に庭の入れている樹木です。もしかすると、世の中で一番好きな樹木かもしれません。
会社のロゴマークは紅葉の葉なんですが・・・
この樹木は、日陰に植えてあるという場合以外ですと、夏(ものすごく暑い時期)によく葉先が茶色になる事があります。
真夏以外は非常に可憐な姿を見せてくれますが・・・
管理をよくしてくださってるお客様は特に、水やりが不足しているとか、お世話が足りないのではないのかとご心配されるのですが、そういう性質の植物です。
ですので、あまり焦らずにしっかり水やりをして、日が落ちてからは葉に水をやって、
ひたすら猛暑を乗り切るしかありません。
さて、ここで
こんなに心配して、問い合わせまでしたのに、
やることはそれだけなんか!?
真面目に考えとるんか!?
肥料をやるとか薬をやるとか・・・
と思われるかもしれませんが、実際にやれる事はそのくらいなのです。
植物は言葉を発しませんので、皆様非常に心配されてお問い合わせをくださるのですが人間に置き換えてみれば結構簡単です。
めちゃめちゃ暑くて熱中症寸前の状態の時って、スポーツドリンクを飲むか、体を冷やすか、そのくらいの方法しかないですよね。
熱中症寸前の人に、
弱ってるね・・・鰻でも食べてスタミナつけたら?奢るし・・・
と誰も言わないはず。
ただ、植物と人間の違いは、
涼しい場所に移動できるかできないかだけ。
年々高温化する気温に、私達の様に、植物を扱う業者も今までの経験値だけで、ココに植えたら大丈夫!とか軽々しくアドバイスできない状況になってきたと感じます。
今年の猛暑は特に堪えたのではないかと思います。
猛暑の為、人間が屋外に出ることもカーテンを開けることもままならず、気づいたら葉が茶色かったというのが、9月に入ってから増えたお客様からのヤマボウシ不調のご連絡の原因かもしれません。
しかし、晩夏になり度重なる台風のおかげで猛暑も少し和らいでまいりました。
じゃ、これからヤマボウシを治すぞ!!
茶色い葉っぱ撲滅!樹勢回復!となるのですが、
残念ながらヤマボウシはこれから冬にかけて落葉していきます。
現在、樹木についている茶色い葉っぱを落としたらおそらくそのまま落葉し、ヤマボウシ達は冬季のお休みにはいってしまいます。
冬季の間に植えて3年目以降くらいのヤマボウシとなりますと、肥料をやるのも効果的です。
ということで、ヤマボウシの完全復活を確認するには、春の芽吹きを待つ必要があります。
落葉?
その前に、もう少し暖かいし、春とか言わず、
水やったし、涼しくなったし葉っぱは治らないの?
という疑問が発生するかもしれませんが、傷んでしまった葉は水をやっても肥料をやっても葉をつけたままは治りません。
とはならず、
↑このような過程をたどります。
人間が手を怪我してしまって、かさぶたができて、また皮膚が復活する。
という風にはいかないのが植物です。
植物の新陳代謝は、葉が落ちて、葉が芽吹くの繰り返しです。
なにか対策を練るとソッコーで治るというわけではなく、スパンの長い回復を待たねばなりません。
実は、私は、7月に体調がおかしくなってしまい、全身に激しい蕁麻疹が発生し、喉や顔にまで蕁麻疹が広がり、腫れ上がって呼吸ができなくなりそうになって夜中に病院にかけこみました。
その時に、注射を打って頂いたのですが・・・
注射はゆっくり1分くらいかけて打つのですが、腕に至っては、注射を打っている途中から蕁麻疹が引いていくのがわかりました。
あまりにも早い症状の収まりに驚いたものです。
この様になんでもすぐ効果が上がるのが人間の治療であるが故に、効果が遅いと心配になってしまいますよね。
人間と比べて、植物はなんでもゆっくり。
その分人間より長く生きている樹木もあります。
植物達のスローの生態を暖かく見守っていただけると幸いです。
豪雨の後に思った事
皆様、ご無沙汰しております。
随分とブログそっちのけの生活をしている真に、突然の酷暑、梅雨、そして西日本豪雨、からの突然の梅雨明け宣言、酷暑
それなりに年季の入った年齢になりますと、若い頃の様に気合と努力だけで仕事を進める事ができなくなってしまい、情報発信が遅れて申し訳ありません。
まずは、今回の西日本豪雨で、尊い命が失われた事に深く哀悼の意を表しますと共に、
行方不明の方が一日も早く見つかる事、そして被災された皆さまが1日も早く落ち着いた生活に戻る日が来る事を願ってやみません。
私共の会社は一部被害のあった広島県福山市にありますが、団地のほぼ山頂にあり、雨の影響を受ける事もさほどなく、スタッフ共々通常業務に励んでおります。
ただ、お客様の中には被災された方、被害を受けられた方も存在し、心を痛めております。すべてのお客様の状況を把握できてる状況ではないのですが、お困りの方がおられましたら、遠慮なくご一報いただければと思っております。
豪雨後の月曜日より、通常営業しておりましたが、私自身が会社も団地の山頂、自宅はその隣の団地の山頂にあるため、浸水の被害状況をまったく把握しておらず、週明けに出た福山市内の様子にただただ驚くばかりでした。
特に福山市北部方面 また岡山方面は被害が大きかった様に思います。
私が週明けにお会いしたお客様、お電話でお話できたお客様は幸いにも難を逃れた方
床下浸水で済みましたとおっしゃる方がほとんどでした。
ただ、結果的に被害はなかったけれど、
念の為避難された
というお客様もいらっしゃいました。
避難
簡単に言葉では言えますが、建物、庭、家財、思い出の品、生活の場を置いて命のみをとる選択をする決断を下すタイミングの難しさを今回、犠牲者の多さから痛感しております。
避難が遅れた理由は、その他にも、ウチは大丈夫だろう。とか、何が何でも家を守りたい、とか、面倒とか色々理由があると思います。
避難しない理由はいくらでも思いつくのですが、そこを敢えて避難した理由をお客様方にお聞きしてみました。
一番の大きなきっかけは、お子様を中心としたご家族の声掛けだった様です。
若い方はすぐにスマホで情報を拾い危険を察知しますが、大人の方は今までの経験値で状況を判断しがちです。
経験値という先入観で判断しない事が本当に大切だと思いました。
今回は50年に1度の豪雨ということですが、近年の異常気象をみていると次の豪雨は50年後と言わず、また発生してもおかしくないと思います。
お父さん。お母さん お願いだから逃げて
という声掛け、本当に大切だと思います。
ちなみに、私は、危険を察知した時はすべてを置いて、いの一番に逃走するタイプの人間ですが
単身世帯も多いご時世、
さっさと逃走せず、ご近隣の方にも逃げますが、ご一緒しますか?と声をかけようと思っています。
また、豪雨後に、消防団に籍を置く同業者さんと話をしましたが、
豪雨当日は、浸水で孤立した方を避難所まで運ぶボートを水に漬かりながら押したとの事。
救助した時は皆さん、
ありがとうございました
と大変丁寧にお礼をおっしゃるそうですが、
避難に支障がない程度に体が動く方であれば、お礼を言って頂くより
避難所に自ら出向いて無事で居て下さる方が何倍も嬉しいとの事。
高齢の方やお身体が不自由だったり、避難困難の方の安否確認や救助に人員を回したいという話を聴いてなるほどなと思いました。
経験を過信せず、躊躇なく避難。
気候が安定しない昨今。すばやい行動を心掛けたいものです。
また、若い方々の情報収集の力、避難の決断の速さに感心しました。
本日は、浸水したお客様宅のお庭の清掃のお手伝いをしてきましたが、とにかく暑い!
各地でボランティアの募集も本格的に稼働しはじめましたが、
この暑さの前では、役に立ちたい!というせっかくの気合とやる気も熱中症の前に敗北です。
ボランティアに来られる方々の活動の様子をテレビなどで見かけますが、
普段はスーツを着用しているであろう男性の、スコップを握る手つきの初々しさや、腰の入ってない土の掘り方などを見ると、
あ~、ちょっとしか土掘れてないじゃん!とかそんな掘り方じゃ腰やられるし・・・
というか太陽に当たる様に当たる様に作業してるよ。気を付けて!!
とか、日々、植物、土、水を扱っている私からすると
危なっかしく感じる事もあります。
現場作業を離れて何年も経つ私ですが、
失礼ながら、女子ではありますが、日々スーツを着用されている男性よりは、こんな時はかなり役に立つと思っています。
それは、毎日土を触る職業だから。
状況に応じたスコップや一輪車など、道具の効率的な使い方、
太陽の位置を見ながら作業内容や作業場所を変える事で暑さだって軽減できます。
現場を離れていても、熱中症にならない自分なりのタイミング、体の状況の把握。
太陽の下で仕事をしていた経験(お陰で顔、シミだらけですが)がしばらく作業するとよみがえってきます。
ボランティアの方が効率よく、安全に作業ができる様にだれか指導する人が居てもいいなと。こんな時こそ、造園、土木など土を日々触っている方の力が必要だなと思った次第です。
まだまだ復旧まで道半ば。
行方不明の方もおられます。
今、出来る事を考えながら、次に何かあった時はすぐに行動に移せる様に心がけたいものです。
新築外構100万円伝説
家を新築後、また建築中にお庭のご相談にいらっしゃるお客様はとても多いのですが、
お庭へのご希望をおききした後に、大体のご予算をお尋ねすると・・・
大体100万くらいで・・・
というお答えが返ってきます。
私はコレを
新築外構100万円伝説
と呼んでいます。
といいますのも、
その100万円の計算根拠ですが、
お話を伺ってみると、特に具体的な算定を行ったわけではないのです。
住宅ローンの予算を組む時に、
に大体外構費用として100万円くらいを目安として。
というアドバイスを頂いたというパターンがほとんどでした。
ところが、お客様の夢と希望の詰まった建物、それに相応しい希望のお庭の内容をお聞きしておりますと、
100万円以内ではおさまりません
ということで、この新築外構100万円という金額にははっきりとした根拠がないが故に伝説と呼んでいます。
新築外構の100万円で一体なにができるかご存知ですか?
広島県福山市内で一般的に存在する宅地の敷地を例に挙げますと、
50~60坪程度
大体、隣地境界にブロック3段+縦格子のフェンスをつけて、15mくらい
25万円程度
駐車場3台分(ご夫婦各1台+予備1台)50万円
ポスト表札 5~8万円
防草処置 10万円~30万円(広さによる)
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大体このあたりで↑100万円突破
門塀 8万円~20万円程度
アプローチ 10万円~(使用材料による)
樹木 H=3.0程度を2本ほど 1本3万円~5万円
諸経費
消費税
ということで、100万円では少しの見た目の向上と、生活に必要と思われる構築物などの設置で終わってしまいます。
樹木にライトアップしたい、カーポートをつけたい、デッキをつけたい、テラスをつけたい、目隠しをつくりたい、おしゃれにしたい
といった、
お庭をより楽しく、便利に使えるスペースとしての付加価値的な構造物はほとんど入りません。
しかし、もちろん100万円以内での施工は可能です。
そもそもお庭は建物以外のスペースで、極論をいえば無くても生活ができる部分です。
ということで、何もしなければ施工費0円です。
しかし、施工費0円では、雨が降れば土がぬかるみますし、土に跳ね返った雨水で建物の壁がよごれます。夏には雑草がボーボーだし、時間が経てば敷地内の土が道路に出てしまいます。
絶対100万円以上は無理!
というご予算が決定していたら、まずは施工費0円ライフをしばらく送ってみて下さい。
とにかく困って困って仕方ない箇所が必ず発生します。
特に車が日ごろ出入りする部分や、玄関へのアプローチが雨でぬかるむととても生活しにくくなると思います。
そこから、困る箇所を減らすプランを立て、可能な範囲でお庭に必要な箇所を揃えていくのが無駄のない外構費の使い方かと思います。
ただ、ご予算を事前に絶対的な金額として決めておいて、この金額で必ず収めて下さい
と造園プランをお願いすると、
もう10万円だせば、お庭のオシャレ度がアップする。
とかもう20万円だせば、すごく便利に暮せる。
と言ったあともう一歩でお庭がグレードアップするというプランを目にする機会がなくなってしまいます。
工事が終わった後に、それに気づいて
なんだ~あと10万円増やせば、オシャレになったのか・・・だったら、もう10万円頑張ったのに・・・と気づいてももうやり直せない場合もあります。
皆さま、考え方は色々だと思いますが、
100万円伝説は、あくまでも生活に必要な箇所を設置する金額とお考え下さい。
力いっぱい、建築に情熱とお金をつぎ込んで、パワーを使い果たしたところに
造園、外構ってそんなにかかるんかい!!
と、お庭づくりに目が向いた時にビックリしない様に事前に造園、外構の業者さんにご相談されるのもいいかもしれません。
広島県福山市近郊で新築外構をご検討されてる皆さま、昌三園でも承っております。ご相談お待ちしております。
また、限りあるご予算です。
施工費0円生活で、ゆっくりお庭に必要なモノを検討された方のご相談も承っております。どうぞお声がけ下さいませ。