女王の庭

自宅の庭をつくりたい!から一念発起。庭づくりが職業になりました。あれから十数年、自宅の庭は放置のまま、数百件のお客さまの庭をつくりつづけて今に至ります。

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ブログ移転のご挨拶

はじめまして。

この度、ブログを移転してまいりました。

旧ブログ↓

hanamoarashimo.blog11.fc2.com

ブログサイト変更ついでに、ブログ名も変更いたしました。


改めまして、広島県にて庭の設計の仕事をしております女王と申します。

私がこの仕事を始めるキッカケになったのは、自宅の庭をキレイにしたいと思った事がキッカケです。
当時の住宅の庭は、好きなものを好き勝手に植えて、置いて というデザインとは程遠い状態のものも珍しくはありませんでした。
ウチの庭もまあそんな感じの状態でしたが、そんな田舎にもガーデンデザインという文化が入ってきました。ただ植物を植えるだけの場から、きちんと空間をデザインし、植物をアレンジするという概念に感動したのです。



とは言え、庭づくりはある程度お金がかかるもの。
当時若者だった私にお金はない。とりあえずは・・・


 

立水栓のオシャレ化だな・・・





今でこそ、オシャレ立水栓は珍しくありませんが、当時は庭空間の中でも樹脂製の色気のないその姿はダントツのダサ具合を誇るガーデングッズでした。


オシャレ立水栓が欲しい人は、今の様に好みのデザインの立水栓を選ぶという方法はなく、自作オリジナルで作成しなければならなかったのです。


当時見たガーデンデザインの本にこのような枕木に、輸入品の蛇口を取り付けたものがありました。今でこそさほど珍しいデザインではありませんが・・・

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とりあえず、コレをパクってつくって貰おう!


自宅のメンテナンスに訪れたハウスメーカーの営業さんにお願いして、造園会社を紹介してもらい、立水栓のデザインをスケッチし、いくらかかるのかお見積をお願いしました。




結果・・・・








そんなモノは、あれですよ。

作れませんから(失笑)



が、当時の造園会社からの返答でした。






実際につくってあるものを見せて、コレと同じものつくって下さいってお願いしてるのに、作れないって・・・・

作れないのならまだしも、失笑されるほどの、奇想天外な事を口走ってしまったのか。

若かった私は、庭の事は造園会社に頼めば何でもやってもらえると思っていました。



そして悟りました。



立水栓一つでこの有様。
この街で、自分の思ったとおりの庭なんて絶対に作れない・・・




こうなったら・・・・・

自分でつくるしかない・・・(←え、ソコ?)




あれから十数年。

たかだか立水栓1本の事でしが、私はその後造園を学ぶ為に大学に入り、造園会社に転職し、何故か建築士の資格を取り、紆余曲折経て今に至ります。

ウチの家の庭は当時とかわらないダサ立水栓が1本立ったまま・・・・



そのかわりお客様の庭は数百件携わらせて頂いております。



色々あった事はまたいずれかの機会に。
コチラのブログでは、お客様のお庭のご紹介がてら、お庭のデザイン使い勝手、建物との関係などを中心に書いていく予定です。


今後ともどうぞ宜しくお願い致します。