庭はどうやってできるのかCase2-1
皆さまこんにちは。
大変な寒さが続いておりますが、いかがお過ごしでしょうか?
お庭がどうやってできるかシリーズですが、
昨秋の施工例をご紹介いたします。
建物のお引渡し前からお庭のご相談を頂いていたのですが、
結局、ご入居頂いてお車の入れ方、窓からの目線などをご確認頂き、その上でのお庭づくりとなりました。
私共はかねてより、条件が許す場合はご入居後のお庭・外構工事をおすすめしております。どんなにプロの業者の助言をきいても、どんなに思いを巡らせても、
建物で寝起きし、窓の外を眺め、夜電気をつけて、車を駐車し、出勤・家事、をこなして見えてくる事以上のアドバイスを差し上げる事はできません。
そして、入居前では思いもかけなかった事も発生します。
百聞は一見にしかず
建物があれば、お庭は逃げません。
心配要りません。ちょっと不便ですが、庭は無くても暮らせます。
無くても暮らせる空間を、より便利に、より楽しくお使いいただく為に、
引っ越して、ひと段落ついて、お庭を見つめてみるのもお庭づくりの一環かと思います。
まずは、建築中に敷地を拝見させていただきました。
この玄関周りは、既に建築中からお客様の念頭にあった箇所です。
このポーチをどう使うか、道路と敷地の高低差をどう利用するかを思案なさっておられました。
結局ポーチの道路からの高低差は自然石の平板の階段で解消しました。
ポーチがタイル仕上げの場合は、通常、同じタイルで階段を作成しますが、
お客さまが、お庭に暖かさや柔らかさを求めておられたので、
敢えて、タイルとは全然違う素材でタイル続きの階段をデザインしました。
ご提案パースが
このように仕上がりました。
完成が秋だった為、植栽ボリュームがイメージスケッチとは異なっていますが、
(細かい事は現場にて変更する事はあるのですが)ほぼイメージ通りに仕上がります。
私共が打ち合わせ時にみて頂くイメージスケッチは、細かい変更点はあったとしてもほぼその通りに仕上がります。
しかし、自然石や植栽など、形の決まっていない材料については、施工責任者の昌三園社長におまかせしますと ありがたくおっしゃって下さるお客様もおられるので、社長アレンジとなる場合もあります
こちらは、駐車場なのですが、車がとまる箇所は土間コンクリートで、よく見える道路側は自然石平板や洗い出し仕上げとしています。
自然石は、土間コンクリートと比べると少し施工金額が高いのですが、味わいのある経年変化を遂げるので、よく目立つ場所に使う事が多いです。
実は、こちらのお庭はもう1方のサブ駐車場からの出入りも可能です。
お庭の完成が秋だったので緑あふれるお庭は春までお預けとなりますが、
秋冬完成のお庭は、実はお客様にとっても管理がとても楽なのです。
春、夏に完成したお庭ですと、緑が豊かである一方、お庭の完成と同時に植物の水やりに取り掛からねばならず、また、暑さで植えたばかりの植物が枯れる心配があります。
また、春の芽吹きの頃におじゃまして様子を拝見させていただきたいと思っております。
お客様、お庭の工事の際は色々とお世話になりました。
引き続き宜しくお願い致します!