いつか来るその日の為に1
このブログを読んでおられる方であれば、お庭づくりや植物を育てる事に興味ある方だと思います。素敵なデザインのお庭や四季折々の植物が彩る空間。
そういうものを提供する事を目的としてお庭の仕事を始めたのですが、
キレイごとでは済まないのがお庭でもあります。
コチラのブログでは夢や希望、気合だけでは済まないお庭のダークな一面もご紹介しております。
今回は、ある日突然やってくるお庭の危機についてお話したいと思います。
新築後、お庭もできてひと段落ついて生活が軌道に乗って
家に住む事が本当の日常になった頃やってくる
「ある日突然庭の事なんかどーでも良くなる時」
という魔の時期がありまして。
よっぽど庭が好き、植物がお好きな方以外だと、
「ある日突然庭の事なんかどーでも良くなる時」
が高い確率で襲来します。
理由は庭の事なんかどーでも良くなるくらい、他の事が忙しくなったり、実際ただ単にどーでもよくなったり、他に興味が行ったり、
どーでもよくなった庭というのは、見る気も起らなくなり、気が付けば植木や雑草がワッサ~と広がり、厄介な空間になってしまうのです。
荒れた庭は家主の心がけの問題ではありません。
庭いじりが好きな人、苦にならない人というタイプの方も居ますし、
人生サイクルの中で、庭以外に気を取られる時期、体調、年齢色んな要因でそうなるのです。
これから新築のお庭をご検討の方には夢も希望も無い話で誠に申し訳ございませんが、
私たち、お庭空間をつくる業者の使命は、
新しいおうちのステキな夢いっぱいの庭をつくる事
はもちろんなのですが、
どーでもよくなった庭のリセットをお助けするという事も非常に重要だと思ってます。
どーでもよくなってしまったお庭のリセットの需要は意外と多く、
わが社のホームページの施工例だけご覧になると、
ステキな庭をつくる会社
というイメージが前面に出てしまってます。というより前面に出しております。
でも、実はステキな庭をつくるのと同じくらいリセット、リフォームのご依頼も多いのです。
最近は、
「ある日突然庭の事なんかどーでも良くなる時」
に備えて、最初からノーメンテのお庭づくりを進める方もいらっしゃいます。
が、特に十数年前にお庭をつくられた方などは、ちょうどガーデニングブームだった頃で、お庭に巨木化する樹木を植えるのが流行したり、やたら広い花壇に植物を植えるのも流行していた頃でした。
少し年齢を重ね、家に庭があった事も忘れて一生懸命お子様の成長を見届け、ふとお庭をご覧になってどうにかせねば・・・と思われた方の参考になればと思い、お客様のお庭をお借りして次回より記事を書き進めたいと思います。
つづく