庭はどうやってできるのか Case1-1
最近はあまり利用していないのですが、
爆発的に流行していた頃、個人的にFBに登録しました。
当時はシンプルなSNSだったのですが、その後、様々な機能が実装され、
ここ最近は、FBの機能の中に、
◯年前の今日、こんな投稿してました!
という過去の投稿内容を突然表示させる機能が出来たのです。
思い出を表示させて、ユーザーを喜ばせようという魂胆なのでしょうが、
私の様な妙齢には、ハッキリいって余計なお世話 極まりない機能で、
特に、数年前の自分の写真などを見ると現在よりも微妙に肌にハリがあったりして
喜ぶどころか、そっと削除したくなる有様
そんなFBで先日表示された過去の写真(4年前)です↓
自分自信の過去の写真じゃなくて良かった~とは思ったのですが、
珍しく仕事の事をアップしてたんだっけ?
と思い、記事をよく読んだら・・・
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今日は方眼紙のマス目がよく見える()やっぱりまだ老眼じゃないな(と思う)
( ̄∇ ̄*)ゞ
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という仕事ではなく、老眼前夜の、迫りくる症状を決して認めようとしない、実にイタイタしい内容でした。
老眼かも~♪なんて、少しでも若ぶった投稿してましたが、
あれから4年。今ではmy first 老眼鏡を持とうかどうか検討しています。
※コンタクトとったら、まだ普通にみえるんですけどね(最後のあがき)
前置きが長くなりましたが、
こちらの写真はお客様から設計のご依頼を頂いて、最初に書くラフな図面です。
とても懐かしく思ったのですが、
こちらの図面は後に
このように正式図面となり↑
施工が行われ、実物件をお引き渡しさせていただきました。
ご予算や、お庭の使い方などお話をお伺いしたあと若干の設計変更はありますが、
ほぼ最初のイメージ通りです。
それぞれの会社さんによって、やりかたは違うかもしれませんが、
私共の場合は9割方、最初のご提案から内容の大規模チェンジはありません。
そのくらい最初に提出するプランはお庭の骨子になる大切なものなので、お庭づくりの際は、設計者に、お庭に対する、希望や思いなどをよく伝える事が大切になってきます。
ただ、設計者に思いを伝えようにも、初めて家を建てる方は、お庭が無い集合住宅からお引っ越しをされるの場合が多く、
庭の希望なんか知らんがな
という状態の方も少なくありません。
部屋や間取りなどはアパート住まいであっても、毎日利用し、必ず存在するものなので、なんとなく使い勝手は想像できると思うのですけど、そもそも存在していなかった庭の事はいくら考えても想像が難しいと思うのです。
そこで、どうにもこうにもサッパリ構想が浮かばない方へ
私たちは、新築のお庭を造る際は、少し住んでみて
◯まずは困った事、
◯住む前は必要だと思ってたけど、実は要らないと感じた事
◯こだわりたい事
などを見つけて頂く事をお勧めしています。
庭はなくても数ヶ月ならガマンして過ごせるものです。
庭は不特定多数の方が目にする、家や生活を豊かにする為に必要不可欠な大切な空間
であっても、
正直、無くても暮らせます
そのくらいの割り切りを持って、お引っ越しの片付けが終わって一段落ついて考えてみても遅くはありません。
師走の仕事
とうとう12月となってしまいました。
私の中では、まだ2017年は3か月くらいしか経ってないつもりなのに、もう12月。
年々時間が過ぎる体感速度がスピードアップしており、
このままいくと、10年後くらいには寝て起きたら1年経ったくらいの勢いになるのではないかと危惧しています。
普段は造園、エクステリア工事をしているのですが、12月はそれに加えて剪定作業が入ります。
今は女王を自称し、会社にて庭の設計をメインにやっておりますが、かけだしの頃は地下足袋履いてお客様宅に剪定作業に伺っていました。
だんだんスタッフや手伝ってくれる方も増え、
私は事務所での勤務を中心として設計業務が主になり、剪定現場から遠のいてしまっています。
しかし、十数年前からの私が駆け出し当時からの古いお客様は未だに私の事を覚えて下さってる方もいらっしゃいます。
当時、女性で地下足袋履いて、現場作業をする人はめずらしく、印象に残っていたのでしょう。
先日、長年お世話になっているお客様宅へ作業に伺った際にスタッフに、もう10年以上顔を見せてない私の様子を尋ねるお客様からのご質問があったそうです。
お客様「あのお嬢さんはお元気?」
スタッフ「え? お嬢s・・・?」
スタッフくんよ。
お嬢さんが誰の事がわかってない様だけど、
アタシの事だよ!!
迷ってんじゃない!
私だって十数年前はお嬢さんだったんじゃ!
今はスッカリ年季の入った女子となってしまいましたが、
私とて突如妙齢でこの世に生まれてワケではなく、
0歳児(3800グラム)としてこの世に誕生し、
お嬢さん時代を経て今があります。
この業界に飛び込んだ時お嬢さんだった私も今はすっかり オバ・・ゴニョゴニョ
私も業界歴がすっかり長くなったんだなあ・・・と。
もう何年も地下足袋を履いてませんが、ハサミはその当時のままのを未だに使ってます。
毎年、剪定の時期が遅くなりお客様にはご迷惑をおかけしておりますが、今しばらくお待ちくださいませ。
どうぞ宜しくお願い致します。
ホームページリニューアル致しました
ご無沙汰しております。
ホームページもリニューアルした為、また本格的にブログに戻ってくるになりました
構想から5年 作成を決めて1年程経ちましたが、ようやくホームページをスマホ対応とさせていただきました。
http://www.ga-shozoen.co.jp
本来なら、すべて完璧に100%の状態で公開すべきなのですが、
よくよく見れば、お客様フォームの不備、リンク不良、内容の再考点など、まだ至らぬ点が散見されており、何より、施工例のご案内が少し遅れておりますが、これから急ぎ入力・修正していきます。
どうぞ宜しくお願い致します!
復活とお知らせ
大変、たいへ~~ん、ご無沙汰しております。
・・・やっと会社のホームページのリニューアルの目処が立ちました。
リニューアルは11月中を予定しており、
スマホ対応としておりますので、今後はスマホでも閲覧しやすくなります。
サイトリニューアル検討から約5年。作成しはじめて約1年。
そしてブログ放置100日以上。
ホームページリニューアルに際して、ブログの所在をどうするかで迷っていたので、更新もせず、放置しておりましたが、色々考えた結果、このまま継続する事に致しました。
施工中の工事につきましては、ホームページ内の施工状況をご紹介するブログページを作成し、当ブログはお庭や私の個人的なお話などのコラム的な内容を中心に書いてゆきたいと思っております。
迷走に迷走を重ねた、ホームページ&ブログですが、引き続きどうぞ宜しくお願い致します。
以下ホームページ近影(近日公開)
リニューアル後もどうぞ宜しくお願い致します。
庭のリフォーム問題(美容院のお庭1)
ブログを開設してすぐに、ものすごい風邪をひきました。
本当にすごくて、2週間くらい咳、倦怠感に悩まされ、普通の生活を送るのに約1か月くらいかかってしまいました。
気が付けばもう3月。
今更ですが1月に施工したお庭のお話を。
住宅兼店舗(美容室)のお庭(駐車場)のリフォームをさせて頂きました。
戸建ての家を所有されている方は、居住期間内に必ず1度や2度は庭のリフォームを行うタイミングが発生いたします。
リフォームのタイミングで一番多いのが、
〇お子様が進学や就職で家を出られた時
〇お子様の免許取得などで車の台数が増えた時
〇お客様ご本人やご家族がお歳を召されて生活のスタイルが変化したとき
が挙げられます。
どんなに一生モノと綿密に計画を立てても、約10年~15年のサイクルでその時はやってきます。
それに加えて最近多いのが、
〇中古住宅を購入後、使いやすくする為
という理由です。
思い通りにデザインした新築もいいものですが、コストを抑え建物を取得し、前居住者の生活の気配を感じつつも、住みよくチェンジしていくのも非常に面白い作業だと思います。
今回は既存住宅改修後の店舗兼住宅取得後のリフォームとなります。
お客様の願いは、
土のままの状態の、店舗前駐車場の土の部分をなくす
既存花壇を撤去し、駐車場を拡張
デッドスペースになっているデッキ下の活用
成長著しい植物の管理が大変。
上記を建物に合うカワイイ感じで。
ということでした。
リフォームの最大の目的は、
困っている点の改善、改修が一番なのですが、それと同時に、既存の建物や庭の雰囲気を損なわない仕上がりを私はかなり気にしています。
今回は、このように建物に中々の自己主張がある為、雰囲気はかなり掴みやすいです。
特に建物外壁に貼ってあるレンガタイルは印象が強く、まず一番に目に入るアイテムなので、これを利用してお庭と建物に統一感をもたらす事にします。
建物に使ってある色や、アイテムをお庭の中に利用すると、建物との一体感が向上します。
壁に貼ってあるのと同じレンガはないのですが、溶鉱炉の窯を解体した時に発生する、古レンガを使います。
そして、デザイン上、高木の樹木を植えたいけど既存のデッキがあって植えられない・・・どうしよう・・・と思ってた箇所は
既存デッキに穴を開けて問題解決。
お客様、ご理解、ご協力ありがとうございます!
どう変化したかは次回の記事にてご案内いたします
ブログ移転のご挨拶
はじめまして。
この度、ブログを移転してまいりました。
旧ブログ↓
hanamoarashimo.blog11.fc2.com
ブログサイト変更ついでに、ブログ名も変更いたしました。
改めまして、広島県にて庭の設計の仕事をしております女王と申します。
私がこの仕事を始めるキッカケになったのは、自宅の庭をキレイにしたいと思った事がキッカケです。
当時の住宅の庭は、好きなものを好き勝手に植えて、置いて というデザインとは程遠い状態のものも珍しくはありませんでした。
ウチの庭もまあそんな感じの状態でしたが、そんな田舎にもガーデンデザインという文化が入ってきました。ただ植物を植えるだけの場から、きちんと空間をデザインし、植物をアレンジするという概念に感動したのです。
とは言え、庭づくりはある程度お金がかかるもの。
当時若者だった私にお金はない。とりあえずは・・・
立水栓のオシャレ化だな・・・
今でこそ、オシャレ立水栓は珍しくありませんが、当時は庭空間の中でも樹脂製の色気のないその姿はダントツのダサ具合を誇るガーデングッズでした。
オシャレ立水栓が欲しい人は、今の様に好みのデザインの立水栓を選ぶという方法はなく、自作オリジナルで作成しなければならなかったのです。
当時見たガーデンデザインの本にこのような枕木に、輸入品の蛇口を取り付けたものがありました。今でこそさほど珍しいデザインではありませんが・・・
とりあえず、コレをパクってつくって貰おう!
自宅のメンテナンスに訪れたハウスメーカーの営業さんにお願いして、造園会社を紹介してもらい、立水栓のデザインをスケッチし、いくらかかるのかお見積をお願いしました。
結果・・・・
そんなモノは、あれですよ。
作れませんから(失笑)
が、当時の造園会社からの返答でした。
実際につくってあるものを見せて、コレと同じものつくって下さいってお願いしてるのに、作れないって・・・・
作れないのならまだしも、失笑されるほどの、奇想天外な事を口走ってしまったのか。
若かった私は、庭の事は造園会社に頼めば何でもやってもらえると思っていました。
そして悟りました。
立水栓一つでこの有様。
この街で、自分の思ったとおりの庭なんて絶対に作れない・・・
こうなったら・・・・・
自分でつくるしかない・・・(←え、ソコ?)
あれから十数年。
たかだか立水栓1本の事でしが、私はその後造園を学ぶ為に大学に入り、造園会社に転職し、何故か建築士の資格を取り、紆余曲折経て今に至ります。
ウチの家の庭は当時とかわらないダサ立水栓が1本立ったまま・・・・
そのかわりお客様の庭は数百件携わらせて頂いております。
色々あった事はまたいずれかの機会に。
コチラのブログでは、お客様のお庭のご紹介がてら、お庭のデザイン使い勝手、建物との関係などを中心に書いていく予定です。
今後ともどうぞ宜しくお願い致します。